2025年8月に家族3人で3週間ベトナムに帰省しました。その際に、妻の妹の大学の卒業式に出席してきました。今回のそのときのことを共有します。
大学の卒業式に行くことになった経緯
妻は4姉妹なのですが、そのうちの三女が今年大学を卒業することになりました。ベトナムは9月から新学期が始まるため、8月に卒業式が行われます。妻が日本で稼いだお金を妹に仕送りしていたため、感謝の意味も込めて招待されました。
ちょうどベトナムに帰ろうと思っていたため、それなら妹の卒業式に合わせて帰省しようということになりました。
いざ、ベトナムの大学へ
妹が在籍しているVan Lang大学は、総学生数が約25,000名、ホーチミンとハノイに4つのキャンパスを持つ私立大学です。卒業式は、ホーチミンにあるメインキャンパスで行われました。
まず最初に驚いたのは、大学に向かう道の両端に花束とぬいぐるみを売っている行商がたくさんいることです。大学の入り口から数百メートルは行商さんが並んでいました。人と車が入り乱れており、大学の入り口から数百メートル前から車を降りて歩いて行きました。
入り口に着くと、まずは入場チェックがあります。妹から事前に受け取っていたQRコードを提示して大学の敷地に入りました。
大学の卒業式は学部ごとに時間帯が分かれています。妹が所属している経営学部は午前に行われ、午後は別の学部が卒業式を行います。さらに他の学部は違う日に行うようで、数日に渡って卒業式をするようでした。なお、妹の学部だけで卒業生は1000人くらいいるそうです。


人数が多いため、私たちはメイン会場に入れませんでした。メイン会場に入れる親族は、生徒につき1人だけでしたので、お義母さんだけメイン会場に入りました。私たちは隣のサブ会場に行きました。サブ会場は1000人くらい入る広い会議室で、大きなスクリーンが3つあり、メイン会場の様子が生中継されていました。
名前のアルファベット順に一人ずつ壇上に呼ばれ、卒業証書を受け取っていました。妹の名前の頭文字は「T」なので最後の方でした。
驚いたのは、スクリーンに卒業生の写真と名前が投影されることです。生徒全員分用意されていて、すごく手が込んでると思いました。あと、卒業生全員がアカデミックガウンを着ていてかっこよかったです。日本のような堅苦しい感じではなく、卒業生がポーズを取ったりして楽しんでいるのが印象的でした。全員の名前が呼ばれるまで2時間ほどかかり、少し疲れてしまいました。


卒業式後の写真撮影
卒業証書の授与が終わった後、妹がサブ会場まで来てくれました。これで帰れるかなと思っていたところ、お祝いに駆け付けた友達との写真撮影が始まりました。少し待てば終わるだろうと思っていましたが、次から次へと友達が来ました。結局、1時間半ほど写真を撮っていました。ベトナム人は本当に写真が好きです。写真撮影が終わったあと、妹がもらった花束の量に驚愕しました。
写真撮影が無事に終わり、帰ってみんなで食事しました。


さいごに
ベトナムの卒業式は、家族や友達と写真を撮ったりプレゼントを渡したり、とても楽しそうでした。堅苦しい日本のそれとは全く違いました。これから社会に出ていく若者のパワーを感じ、感動して泣きそうになりました。ベトナムの卒業式に行く機会はなかなかないので、とても面白い体験になりました。